日に日に寒くなってまいりました。それと同時に空気も乾いてきております。
晴れた日は洗濯物がよく乾くのでありがたいのですが、洗濯物だけでなく身体も当然乾いてきます。 室内ではインフルエンザ対策も兼ねて加湿器を使うご家庭も多いのではないでしょうか? 加湿は確かに大切なのですが、加湿すれば良いというものではありません。 湿度50%以上でインフルエンザウィルスが減少します。が、ウィルスが減少してもそれ以上加湿すれば今度は菌類が増えます。 部屋で暖房をしていると窓ガラスに水滴が付きますが、これは窓が外の冷気で冷やされ室内の空気がガラス面で急激に冷やされることで起こる現象です。夏場に冷たい飲み物の入ったグラスが汗をかくのと一緒です。 しかしこれはガラス面だけで起こっているのではなく、実は壁の中でも起こっていて、目に見えない所でカビが大繁殖しているかもしれないのです。因みにわざわざ熱伝導率の高いアルミをサッシの枠に使用して水滴を生じやすくするというバカなことをしている国は日本位のものです。 欧米では木製サッシや樹脂性サッシ、しかも2~3重ガラスで熱伝導を下げています。 過加湿環境はいうなれば、疑似梅雨ということです。梅雨の時期に体調が絶好調の人はあまりいないと思います。それは湿気が皮膚や粘膜にまとわりつくことによって、皮膚呼吸や肺呼吸が邪魔をされ息苦しさを感じるからです。 ですので加湿は加減が大事です。 では整体的にはどうすれば良いのでしょうか。 それは軽く絞ったタオルを1枚だけ室内に掛けておくのです。 これがちょうどよい加減に加湿してくれるのです。 なぜ1枚なのかというと、たくさん干すと干した物の周りの近い空間が加湿されるとすぐに飽和水蒸気量に達してしまうために1枚の時よりも却って加湿されづらくなるという不思議な現象が起こるからなのです。 ですから整体では濡れタオル1枚なのです。 実に簡単ですね。 是非、今日から試してみてください。 寒くなってくると急に電車や建物内等の暖かい環境に入ると咳き込んでしまい、止まらなくなってしまう。寝入り端や夜中に急に咳き込んでしまう等、困っている人が結構いるのではないでしょうか?もしかしたらそれは咳喘息かもしれません。 医学的には咳喘息は喘鳴(ゼーゼーいうこと)や呼吸困難を伴わず、咳だけを唯一の症状とする病気です。8週間以上続く慢性の咳の原因としては多い病気で、気管支喘息とは別の病気として扱われています。また最近は 咳喘息の患者さんの 約3割が将来気管支喘息になるといわれています 。ですので咳喘息は早期発見・早期治療が肝心!だそうです。 医学的な治療法では、 吸入ステロイドや抗ロイコトリエン薬、時に抗ヒスタミン剤といった気管支喘息とほぼ同じ治療薬を使うそうです。 では整体的にはどのようにすればよいのでしょうか? かくいう私も若いころからこのような症状で難儀しておりましたが、整体を学んでからはすぐに咳を止められるようになり大変重宝しております。
どのようにするかと申しますと、胸椎1、2番の指3本外側の左3側という場所、具体的には右手の中指を首の左側にまわし、肩甲骨の内側の上角に中指の先が当たるかと思いますが、そのあたりです。画像のように「あ~肩凝ったあ」と言いながら自分で肩を揉むようなポーズをとるとちょうど指先が来ます。その辺りを指先で呼吸をするイメージもって当てている(これを整体では輸気と言います)と咳が治まってきます。治まらない場合はポイントを少しずつ変えてみてください。凝っている場所を探すと良いかと思います。 それから確実に身体を調整するためには、残念ながら一人では出来ませんが、左の骨盤を閉め、右の骨盤を上げると繰り返さなくなります。 日々の暮らしの中で感じたこと、気づいたこと、面白かったことや、腹立ったことなど、整体の話から整体とは全然関係ないことまで、和洋折衷織り交ぜて書き綴っていきたいと思います。
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